TOEICのリスニングや外国人の英語の会話って何を言っているか聞き取りづらいですよね。 それぞれの単語が繋がって聞こえてくるし、自分の話す英語とは全然違うように感じる人も多いと思います。
もしあなたが「発音の勉強」をしたことがないなら、聞き取れないのはそれが原因かもしれません。
日本語の母音は5個なのに対して、英語の母音は25個あります。 アメリカネイティブが複数の単語を「ア」で使い分けても、あなたには全て同じに聞こえてしまうのです。 しかも、中学、高校の義務教育では発音はほとんど教えてもらえません。
この記事では発音を勉強するメリットと、発音の勉強方法をお伝えします。
Contents
発音を勉強するメリット、デメリット
【メリット】単語、文章を聞き取れるようになる
発音を勉強すると「母音」「子音」「単語同士のつながり」等が聞き分けられるようになり、リスニング力が向上します。
単語の発音記号(「æ」や「ɑ」とか)を抑えておくと、一つ一つの単語を聞く能力があがります。 また、発音記号は単語ごとに覚える必要もなく、ある程度規則性があります。 もちろん全て規則性があるわけではないのですが、全ての単語を覚える必要はありません。
また、英語は文章になると、ほぼ声を出さない単語や、前後でくっつく単語があります。 一つ一つの単語を同じ強さで話す日本語とは根本的にルールが違います。 英語のルールを知っておくと聞き取りやすさが上がります。
【メリット】英語っぽく話せるようになる
今回はリスニング対策として紹介していますが、発音を知っておくと英語っぽく話せるようになります。スピーキングが向上します。
英語っぽく話せると相手にも伝わりますし、自分のモチベーションも上がります。
特に文章の読み方のルールを知っていると、自分でも実感できるぐらい英語っぽくなるので楽しくなりますよ。
【デメリット】習得に時間がかかる
次にデメリットとして、発音は習得に時間がかかります。
発音記号は日本語と違う舌の使い方をするので、何度も繰り返して自分で発音しないと覚えられません。 意識しなくても発音ができるようになってくると、リスニング力も向上します。
発音記号を覚えたからリスニングが劇的にあがるわけではなく、覚えてからの勉強の質が上がる、というイメージになります。
ですので、短期間でTOEICのスコアをあげたい、という人はリスニングに注力しましょう。
https://kennejs.com/listening-12x発音の勉強法
英語のルールを覚える
単語の発音記号、文章での単語の読まれ方のルールを覚えます。
発音のトレーニング本であれば、発音記号が網羅されており、文章のルールも載っていることが多いので辞書代わりに使えます。 舌が慣れて意識しなくても発音できるように繰り返し練習していきます。
発音記号、文章ルールが載っていて、CD付きの本を選びましょう。
私が使ったのは英語耳です。有名なので聞いたことあるのではないでしょうか。
次の本は、より実践的で使える本です。 文章中だと、ほとんどの単語の母音が「あいまい母音」になるという解説は「なるほど」と思える内容でした。
発音を繰り返しトレーニングする
【リスニング対策】音読する
発音記号に慣れてきたら実践でも使えるように練習します。
TOEIC対策であればTOEICの教材でもOKです。 TOEICのリスニングに合わせて声をだしたり、問題文を読むとTOEIC対策になります。 読んでいる英語の本があれば、音読を取り入れるのも手軽で学習効果ありです。
【日常生活】Siriを英語にする
小ネタですが、iPhoneユーザの方はSiriを英語にすると、日常的に英語を使う機会が増えます。 発音ができると日本人英語でも認識されるので、楽しいですよ。
iPhoneの設定アプリからSiri>言語から変更できます。
【日常生活】オンライン英会話で発音の練習はできる?
発音の練習にオンライン英会話は良さそうに感じますが、注意が必要です。
そもそも「会話しながら発音をトレーニングする」のは難易度が高いです。 事前の要望シートで「発音をきっちり指導してほしい」にしても発音を注意してくれることはほぼないです(笑)
Skypeを通した会話形式のスタイルだと発音の指導は難しいのだと思います。
オンライン英会話で「発音」を勉強したいなら、事前に発音ルールは覚えた上で、「発音」の教材で発音に絞った授業を受ける必要があります。 もしくは、自分の発音が会話の中でもちゃんとできているかの、実力チェックとして使うのがいいと思います。
まとめ
発音を勉強すると英語が聞き取りやすくなること、発音のトレーニング方法を解説しました。
あまり重視されていない分野ですが、効果は大きいので英語力に悩んでいる方は取り入れてみてくださいね。
オンライン英会話も取り入れたいという人向け。オンライン英会話をランキング形式でまとめています。
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