クマのプーさん英語版(Winnie-the-Pooh)を紹介します。 Winnie-the-Poohは読んでみたら非常に読みやすかったので、多読で使えるか調べてみました。 本の概要、英語の難しさ、種類などを解説していきます。
クマのプーさん英語版(Winnie-the-Pooh)はイギリスの児童書で、ディズニーアニメとしても有名です。
クマのプーさん英語版は読みやすく、多読でも使いやすいことがわかったので、紹介していきます。
紹介する本はこちらです。なお、Kindle版は99円ですが挿絵が入っていないようだったので、ペーパーバック版で読みました。 もしKindle版で挿絵がないと多読の難易度は上がると思います。
日本語版はこちらです。
Contents
クマのプーさん英語版の概要
クマのプーさん英語版の概要
英語版の名称は『Winnie-the-Pooh』、A.A.Milne(A.A.ミルン)作です。
メインの物語としては2作品で、2作目に『The House at Pooh Corner』があります。クマのプーさんの種類参照。
全10章で目次は以下。知っていそうで知らない話があって楽しそうです。
- In Which We Are Introduced to Winnie-the-Pooh and Some Bees, and the Stories Begin
- In Which Pooh Goes Visiting and Gets Into a Tight Place
- In Which Pooh and Piglet Go Hunting and Nearly Catch a Woozle
- In Which Eeyore Loses a Tail and Pooh Finds One
- In Which Piglet Meets a Heffalump
- In Which Eeyore Has a Birthday and Gets Two Presents
- In Which Kanga and Baby Roo Come to the Forest, and Piglet Has a Bath
- In Which Christopher Robin Leads an Expotition to the North Pole
- In Which Piglet Is Entirely Surrounded by Water
- In Which Christopher Robin Gives Pooh a Party, and We Say Good-bye
登場人物は以下の通り。こちらはティガーがいないぐらいであまり変わらないですね。
英語名 | 日本語本名(アニメ名) |
---|---|
Christopher Robin | クリストファー・ロビン |
Pooh | プー |
Rabbit | ウサギ(ラビット) |
Rabbit’s friends and relations | うさぎのしんせきゆうじんいちど |
Piglet | コブタ(ピグレット) |
Eeyore | イーヨー |
Owl | フクロ(オウル) |
Eeyore | イーヨー |
Kanga | カンガ |
Roo | ルー |
挿絵のテイストはディスニーアニメとは異なり、普通の動物に近かったです。
クマのプーさん英語版の難易度
クマのプーさん英語版の難易度
Winnie-the-Pooh(Amazon紹介ページ)からの本の概要は以下です。
- 対象読者年齢:8〜12歳
- Lexile指数:790L
- 本の長さ:176ページ
また、SSS読みやすさレベル(YL):4.6となっています。
Lexile指数は790Lとなっていて『児童書としては難しめ』『Young/Adultとしてはやや簡単』な位置付けです。
洋書に慣れていれば読みやすいと思います。もし読みづらければ、以下のLexile指数790の難易度などを参考にもう少し簡単で短い本がいいかもしれません。
Lexile指数790の難易度
Lexile指数790ってどれぐらい難しいか補足します。
Young/Adultの人気書の中では以下のような位置です。
LIST: THE 100 BEST YOUNG ADULT BOOKS OF ALL TIMEから確認できた51冊をカウントしています。もしクマのプーさんが少し難しければ、少しレベルを下げて練習してみましょう。
クマのプーさんより1段階下のLexile指数の人気書(Lexile指数700〜745)
タイトル | Lexile指数 | ページ数 |
---|---|---|
From the Mixed-Up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler | 700L | 168 |
A Wrinkle in Time | 740L | 256 |
A Monster Calls | 730L | 224 |
クマのプーさんより2段階下のLexile指数の人気書(Lexile指数650〜695)
タイトル | Lexile指数 | ページ数 |
---|---|---|
Charlotte's Web | 680L | 192 |
Holes | 660L | 272 |
Number the Stars | 670L | 160 |
Fallen Angels | 650L | 309 |
クマのプーさん英語版の読みやすさ
読んでみて感じた読みやすいポイントはこんな感じでした。
- 難しい単語が少ない
- 挿絵が多い
- 本の長さが176ページ
児童書なのと日常的な話の内容なので、難しい単語は少なめです。 本の内容を補足してくれる挿絵が多いので、わからない単語を無視しても大まかな話の流れは見失わないと思います。 (Kindle版は挿絵がないようなので注意)
また、本の長さは176ページと長すぎず、少なすぎずという感じです。 ざっくりカウントしてみると18900語なので、多読慣れしていない(1分あたり80〜100語読める)方でも3〜4時間程度で読めます。
独特のゆったりした世界観に引き込まれるので、電車などの読書時間が楽しみになるような本でした。
- イギリス英語
- 本書特有の単語がある
- 登場人物がわかりづらい
読みづらいポイントとしてはイギリス英語なので、「sort of」など簡単な単語だけど馴染みがない表現は出てきます。 また、woozle(weaselイタチの造語)など、本書特有の単語があります。
あまり多くはないですが、飛ばしながら読むのになれていない方は気をつけてください。
また、本の始め(1章ぐらいまで)はPooh、クリストファーロビンに加えて、物語の話し手(筆者)、物語の聞き手(クリストファーロビン)が出てきたりするのでわかりづらかったです。
アニメとの違い
クマのプーさんは原作よりディズニーアニメの方が見たことがある方が多いかもしれません。
原作「Winnie-the-Pooh」と「The House at Pooh Corner (Winnie-the-Pooh) 」がディズニーアニメの『クマのプーさん 完全保存版』のシリーズ1,2に対応しており、アニメは原作に近い内容で作られていました。
私もアニメは見ていましたが、本とアニメではキャラクターの性格が微妙に異なったり、心理描写が書かれていたりと楽しめました。
クマのプーさんの種類
本のシリーズ
タイトル | 日本語タイトル | ジャンル | ページ数 | Lexile指数 |
---|---|---|---|---|
Winnie-the-Pooh | クマのプーさん | 物語 | 176 | 790L |
The House at Pooh Corner | クマのプーさん プー横丁にたった家 | 物語 | 192 | 830L |
Now We Are Six | クマのプーさんとぼく | 詩集 | 112 | – |
When We Were Very Young | クリストファー・ロビンのうた | 詩集 | 112 | – |
クマのプーさん(Winnie-the-Pooh)シリーズは4作品あります。
クマのプーさんとあるものの、「Now We Are Six」と「When We Were Very Young」はクリストファー・ロビンの詩集となっており、プーさんの物語とは違う作品となっています。
なお、Lexile指数は「The House at Pooh Corner」が830Lとなっておりやや難しめになっています。
クマのプーさん英語版のまとめ
クマのプーさん英語版について紹介しました。
クマのプーさんは洋書難易度として、初めてだときついけど比較的読みやすいので、好きな人にはすんなり読めると思います。
参考にしてみてくださいね。